棚卸しその1 感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し

さっそく「仕事」面の棚卸しをはじめようか。仕事面の棚卸し内容は大きく2つ「これまでのキャリアレコードの洗い出し」「感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し」。まずは、「感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し」から進めていこうか。

感情と向き合うことは大変って話してたもんね。

とはいえ、自分を知る良い機会と思って、緊張せず進めてほしいな。「感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し」の大まかな流れはこんな感じ。
- 幼少期から現在まで、公私に関わらず大きく感情が揺れ動いたイベントを書き出す
- その時にどう感じたか、喜怒哀楽ありのままの気持ちを書く
幼少期から現在まで、公私に関わらず感情が揺れ動いたイベントを書き出す

まず、紙でもPCでも構わないので、嬉しかったことや悲しかったことの記録を書き出してみようか。

仕事の棚卸しなのに、幼少期から振り返るのはなぜ?

自身が何に刺激されるかを知るためだよ。小さい時から現在までを辿ることで、垣間見ることが可能なんだ。
その時にどう感じたか、喜怒哀楽ありのままの気持ちを書く

自身が怒ったことや悲しいことなどが特にポイントになるから、気持ちにうそをつかず、見栄を張らないで書いてほしいな。そうすることで、文面を通して、自身との対話がはじめられるんだ。

この時の注意点って何かある?

「自己矛盾」が出てきたら、自身の気持ちを否定せず、認識してほしいかな。

自己矛盾って、例えば?

「本当は〇〇したいわけじゃないんだけど、他に選択肢が無いから××していた」のように、自身の中に矛盾を抱えているケースって多々あるんだ。自身を正当化せず、「あぁ、気持ちと行動のベクトルがあってなかったんだな」って認識してほしいんだ。

もしかして、メタ認知ってやつ?

そうだよ。メタ認知というのは、「自身の行動や考えを、客観的な視点から認知する」ことを言うんだ。それによって自身に対し、冷静な判断が下せるようになる。問題解決をすすめるときには、重要な力なんだ。
「感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し」では、自身の感情を通して自己との対話を行います。それによって、自身が抱える気持ちや価値観を洗い出していくのです。またメタ認知を意識することで、より客観的に自己を振り返れます。気持ちが落ち込みやすい場合にも、客観的な自己をおくことで緩和されやすいと言われています。
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