キャリアの棚卸しは「仕事」「お金」の2つに分けて進めよう

キャリアの棚卸しって、そもそもどんな全体像なの?

今回は全体像とその目的について話そうか。まず自身が「仕事」「お金」の面でどのようになりたいか、漠然としていて構わないから、紙に書き出す。

それが済んだら、「仕事」「お金」2つの内容について棚卸しをしていくんだ。仕事面の棚卸し内容は大きく2つ「これまでのキャリアレコードの洗い出し」「感情が大きく揺れ動いたイベントの洗い出し」対して、お金面の棚卸しは「過去半年の収支の動き」の1つ。

図にするとこんな感じ。


これらの目的は、将来なりたい自分と今のギャップを明らかにしていくこと。人によって異なるけど、80%近い人が「仕事」の棚卸しをキツく感じているよ。

何で、「仕事」の棚卸しがキツイのかな?

「感情」と向き合うことになるからだよ。包み隠したくなるようなことも、このときばかりは向き合わないといけない。その工程が人によっては辛いんだ。

だから「気をつけたいこと」で話していたように、人がいるところで作業することで、心折れずに向き合えるわけだね。
「仕事」「お金」2つの内容についての棚卸しを進めていきます。全体像を理解することで、これから自分がすることの気持ちの準備をしておきましょう。
また、今回紹介した手法は簡略化すると、次の3ステップになります。
①現状を把握
②目指すゴールを具体化
③実現する戦略を考える。
これは今回の棚卸しだけではなく、どんなプロジェクトの計画立案にも応用することができます。
履歴書と職務経歴書は棚卸しの強い味方

全体像は分かったんだけど、事前に準備しておいた方が良いものってある?

くじけない強い心。

……で?

……すまん。

もし履歴書や職務経歴書があったら、手元にあると仕事面の棚卸しがスムーズにいくかもしれん。人は直近のことにフォーカスしやすいので、過去のことを思ったより忘れているんだ。そのときに、履歴書や職務経歴書があると、ガイドがわりになってくれたりする。

確かに、思い出そうとして30分立っていたなんてことあるよね。棚卸しの時間ってどのくらい確保した方が良いかな?

1〜2日ぐらいのまとまった時間を確保できると良いかも。隙間時間を有効に使いたいところなんだけど、それだと思い出し始めた時に時間が来たりして、二度手間、三度手間になりがちかもしれん。

あと、書くことが多そうだから、A4のノートや大きなメモ帳とか準備しておくと良さそうだね。

他にもホワイトボードとかあればこの後も含めて色々捗るんだけど、なかなか家に置くのハードルが高いので、あれば嬉しい。くらいかなー
今までの仕事内容をスムーズに思い出すために履歴書や職務経歴書といった、過去の仕事が分かる資料を準備しましょう。もしこうした書類がない場合には、企業サイトやプレスリリースから当時の仕事を思い出してみましょう。
また、棚卸しは時間と体力を使います。予定を空けておき、気持ちの余裕を持って行うと良いでしょう。